しあわせのたね

あなたの心が、明るく、軽く、なればいいな。そんな思いで綴っています

水木しげるさん(93歳)が太平洋戦争へ出征する直前に記していた手記より

今の私たちが置かれている、この時代、この日本と言う国、

いろいろ不平不満、悩みもあることでしょう

しかし!

自由にモノが言え、個人が情報を発信できて、
取り敢えずは衣食住に困らず、生きてゆくことが出来ている!

このことに感謝して
孫子の時代、その先まで残して・・

そして現在抱えている様々な問題も解決し
よりよい未来を造るよう努力する

それが現代に生まれてきた私たちに課せられた課題と考えています・・

 


http://www.gruri.jp/article/2015/07070700/

《将来は語れない時代だ。毎日五萬も十萬も戦死する時代だ。
 芸術が何んだ哲学が何んだ。今は考へる事すらゆるされない時代だ。
 画家だらうと哲学者だらうと文学者だらうと労働者だらうと、
 土色一色にぬられて死場へ送られる時代だ。》

《人を一塊の土くれにする時代だ。》

《時は権力の時代だ。(中略)こんな時代に自己なんて言ふ小さいものは問題にならぬ。
 希望だ理想だ、そんなものは旧時代のものだ。(中略)
 時代に順ずるものが幸福だ。現実をみよ。
 個人の理想何んて言ふものは、いれられるものではない。
 恐ろしい時代だ、四方八方に死が活躍する。こんな時代には個人に死んでしまふ事だ。》

《唯心細さと不安の中に呼吸をする。
 なにくそなにくそどんなに心細ても、
 どんなに不安でも己の道を進むぞ。四囲の囲ひを破るのだ。
 馬鹿、馬鹿たれ、馬鹿野郎。(中略)黙れ、黙れ、吾が道を進むのぢや。
 己の道を造るのだ。》

《生は苦だと言ふ事。明白に知る事が必要だ。
 生ある限りは戦である。休息は死だ。
 本当に死程幸なものはないだらう。(中略)
 生とは活動である。死とは休止である。生ある限り戦ふ事だ。》