父の想い
友人が、ご子息の誕生日に書いていた日記です・・
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陣痛が始まってから24時間近く経つというのに出てくる気配が無い。
予定日は既に3日も過ぎているというのに。
思えばあの時から君はマイペースだったね。
産院の駐車場に停めた赤いRCの中で一服しながらふと思いついた。
無事に生まれてくれたら煙草を止めよう。
午前6時半を過ぎた頃破水した。
自然分娩を推奨する産院だったが、さすがにこれ以上は待てないと帝王切開にスイッチ。
午前7時30分出産。
ママのお腹から取り出された君は、最初泣かなかったんだ。
助産婦さんに背中をトントンされてやっと元気に泣き出したんだって。
分娩室から助産婦さんに抱かれて出てきた君をこの腕で初めて抱いた時の感触は今でも覚えている。
泣くつもりはなかったんだけど、自然と涙が溢れたよ。
あれから7年。
春からお気に入りのガンメタのランドセルを背負って元気に小学校へ通い始めたね。
大きなランドセルから見え隠れする君の後ろ姿は幼いながらも前へ進もうとする逞しさに満ち溢れています。
君は真っ直ぐ前を見て進んで行けばいい。
道しるべだけは付けておこう、道を選ぶのは君自信だ。
誕生日おめでとう。
君はオレの誇りであり宝です。
君の前途に幸多かれと願っています。
愛しているよ。
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いまいちど
親に対する感謝の念が
足りているのか・・
考えさせてくれました
ありがとうございます