しあわせのたね

あなたの心が、明るく、軽く、なればいいな。そんな思いで綴っています

「酵素」の謎

鶴見隆史先生の著作「酵素」の謎より

■人間の寿命は、「酵素の内在量」で決まる

酵素は、一定量しか作れない。
酵素は、毎日作られていますが、しかしトータルでは一生で一定量しか作れません。
このことは、酵素の大きな特徴です。

ただし生まれた瞬間から大量の生産能力を持っている人もいれば、少ない人もおり、
酵素の生産能力は個体差が大きいのです。これは、DNA と深い関わりがあるからでしょう。
それでも、人それぞれの一生の間に生産される体内酵素の総量は決まっており、
この総量のことをアメリカのハウエル博士は、「潜在酵素」(=体内酵素)と呼んでいます。

生まれたばかりの新生児には、高齢者の数百倍の酵素が存在すると言われています。
生まれた時に与えられた一生で一定量しか作れない酵素の生産能力を、毎日の生活の中で使って老化し、
ついには病気になり、そして死んでいくのが私たち人間です。
だからこそ、その生産能力の無駄遣いをしないことがとても重要になってきます。

人間の酵素貯蔵量は何年あるのだろうか。
ある研究者に因ると人間の「酵素貯蔵量」は、150歳分ぐらいは存在すると言う。
これは、あくまでも無駄遣いをしなければの話だが、
潜在酵素、一生分の生産能力と言うことになります。

現代人は、酵素の無駄遣いが実に多い現状にあります。
殆どの人が酵素をこれでもかと浪費しています。ファーストフードに、焼き肉、
ラーメンなどの加熱調理した食物、深夜に摂る食事、スナック菓子に、喫煙や大量の飲酒など、
悪しき食・生活環境が酵素を欠乏させるのです。

 

人間には約100兆個の細胞があるとされ、
その1個の細胞は、100万回の化学反応をしているとされます。
その化学反応の触媒となっているのが「酵素」。
裏方となり働く「酵素」がないと、素材がどんなにそろってても反応自体が起きません。


酵素がなければどんなに食べ物で栄養をとっても息をすることも、瞬きすることも、話すことも、聞くことも、
そして食べることや、食べたものを消化することも、何一つも行えないのです。
より専門的に言えば人間を含めたあらゆる生物の体内で起こる全ての化学反応は、酵素なしに行うことができません。


人体には、適応分泌の法則があり、入ってきた食べ物の種類に応じてふさわしい消化酵素を選択して消化します。
過食、飽食な人は、消化に多く酵素を使う。
しかし、必要以上の食物に対して消化酵素の活性化が落ちてしまう。
消化酵素がうまく働かないと消化できず、下痢として体外に排出されるし、
消化されても代謝酵素がうまく使われないとよりよい素材として人体で使われません。

きちんと消化が行われないと、
どんなに栄養価の高いものを食べても、その栄養素が利用されることはありません。
それには、消化酵素の働きが欠かせないのです。

酵素は、44°あたりから50°くらいまでが活性がもっとも高まります(最適温度)。
また、人間の体内では、体温38°~40°で最も活性化します。
病気の時に40°くらいまで体温が上がるのは、体内の酵素の働きを高め、病気を早く治そうとする身体の反応なのです。

 

あらためて思いました
『人間って凄いな』と、そして感謝して労わらないとな。と(^_-)-☆