不良長寿のすすめ
順天堂大学医学部教授、奥村康氏の心に響く言葉より…
誰もが、「健康で長生き」を願っています。
自分の老後には自分で責任を持って、寝こまずボケず、いきいき長生きしたいと。
では、いきいき長く生きる秘訣とは?
生まれつき私たちの身体に備わっている、免疫力をきたえることです。
どんなに強力なウィルスや病原菌に感染しても、免疫系さえしっかりしていれば発病しません。
生命力とは免疫力だと、私は思っています。
中でもガン細胞やウィルスをいち早く見つけて殺してくれる、NK(ナチュラルキラー)細胞は重要です。
では、どうしたらそのNK細胞を元気に保てるのでしょうか?
まじめをやめ、明るくマイペースな、少々不良になることです。
「不良長寿」です。
まじめすぎて融通がきかなかったり、いつも眉間にシワを寄せていたり、ストレスをためこんだり、クヨクヨ思い悩んだり。
これらはすべて、NK活性を弱める原因になります。
かつてフィンランドで行われた15年にわたる追跡調査では、
「医者の健康管理と栄養指導に従ったまじめグループよりも、健康診断さえ受けない不良グループの方が病気にかかりにくく、長生きし、自殺も少なかった」
という結果が出ています。
私が提唱する「不良」は、やりたいことをやって「今」を楽しみ、よく笑う、陽気な人。
「まじめ」人間は、自分の楽しみより「~ねばならないこと」が多くて、ストレスを溜め込みやすい人。
心配性な人。
なにごとも「いいかげん」
良い加減
で、いきたいですね(^_-)-☆